あきられるとお客様が減る Marketting Report Vol.10
あきられること=お客が減る そう思います。
口コミや新規客の紹介のしくみを戦略的に作っていない限り、販促活動が消極的なお店(会社)のお客様は必ず減ります。
その原因の一つが「あきられる」ことと言えます。
お得意の三省堂の辞書で「あきる」の意味を調べると次のように載っています。
「厭きる」=おなじ物事が何度も続いて嫌になる。(単調な仕事に厭きる)
「飽きる」=満ち足りてこれ以上いらなくなる。(飽きるほど食べてみたい)
恥ずかしながら、私は「あきる」って「飽きる」だけだと思いこんでいました。
お客様に厭きられるとお客様はだまって去っていきます。
ですから厭きられない努力をしなければいけません。
そうすることで既存のお客様を維持できます。
歴史のある老舗のように、昔から同じ、いつもと同じという安心感から顧客維持ができるのでは?という反論もあるでしょう。
目に見える大きな変化はないにしても、寿命の長いお店(会社)ほど必ず何か変化し進化しているものです。
長年にわたり変らない味・・・。とても響きがよいですね。ラーメン店の紹介に使われそうな表現ですが、あの有名な九州の「博多一風堂」(とんこつラーメンで有名)はお客様の嗜好が変り続けるから、それに合わせてラーメンの味も変え続けているといいます。それだけが要因ではないのですが、多くのお客様に支持され続けています。
セブンイレブンの「厭きる」ことへの考え方も同様です。
セブンイレブンでは「おいしいもの」ほど顧客は「厭きる」と考えています。厭きないものを長く売り続けるのが商売だと言われるが、それはウソといいます。
お客はなぜ厭きるのか?次のように考えると分かりやすいでしょう。
最初に30点くらいしか期待していないところに50点の商品(サービス)を出せば満足してもらえる。つぎには50点の期待度のところに、また同じ50点の商品(サービス)では合格点に過ぎず厭きられる。80点の商品(サービス)を出して初めて満足してもらえるのだ。
同じ質をいつまでも維持できるのがプロなどと思っていると足元をすくわれる。
だから、ザルそばのつゆ1つとっても、毎年改良を重ねる。
おいしいものを提供したら、必ず厭きられるのだから、それを前提に改善を重ね次の一手を打つ。以上がセブンイレブン流の考え方です。
また、厭きられない努力をし続けると言うことでは、牛丼一筋○○年の「吉野家」さんも同じような考え方をしているようです。
変化し、厭きられないことについて
「吉野家事業に特化し、進化によるさらなる成長を目指す」とうたわれた企業としての経営スタンス(ホームページ)の一部をご紹介します。
「変化」 することについて
(この辺は個人的に大好きな言葉なので・・・文字をデカくしたいくらいです)
●品質~「うまい」は高め続ける
「うまい・やすい・はやい」の3要素を志向することに変わりはありませんが、その優先順位と割合・内容は市場に応じて変化してきました。これからも変化させていく必要があります。しかし、今後とも「うまい」が最優先であり続けることは変わりありません。「うまい」は競争力の生命線だからです。
「厭きる」について
(吉野家さんは飽きるのほうの漢字を使っています)
●メニュー
一般常識では、「商品は飽きる」「飽きるからメニューを増やす」という概念があります。一方、吉野家では、「商品は飽きない」という観念から出発しています。お客様に飽きさせないための施策は、主力商品を固定した上で徹底的に改良していくという方法です。
一番大事な「うまい」を最優先にさらに「やすい・はやい」も変化させていく。商品を徹底的に改良することで飽きさせない商品になる。
と言うことを経営スタンスの一部としています。
あきられて売上げを減らさないようにするには?
一風堂、セブンイレブン、吉野家から学べますね。
あえて「変えない」ところ、そして「変えていく」ところは何なのか、自社ではっきりさせることが大事ですね。







